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「冬の土用」の期間に畑を寒起こしするといいのだが… [ファーマー雑記]

 1月20日が大寒、1年で一番寒い時期。大寒を挟んで1月17日から2月3日(立春の前日=節分)までが、「冬の土用」にあたる。
 年に4回ある土用は、いずれも「土に用がある時期」である。
 「冬の土用」には、畑の「寒起こし」をせねばならない。
 大地は冷え切っているようで、どっこい害虫が土中に潜り込んで越冬している。この害虫が春以降に地表に出て作物を食い荒らすのである。
 よって、この時期に畑を粗起こししてやると、地中深くまで冷気が入り込み、害虫を凍死させることができる。
 昔は、これを必ずやっていたようだが、農薬の普及とともに行なわなくなった。
 やるとしても、耕運機で行うことになり、これだと土が細かくなって、冷気が地中に入りにくいから、大した効果は期待できない。
 4年前の冬の終わりがけに、おふくろが「大寒のころまでに寒起こしをやっておくとええよ。」と教えてくれたので、その翌年には、空いた畝の「寒起こし」をやったところである。ときに小生63歳。
 して、その効果はと言うと、全く分からない。
 その後「寒起こし」をやったかというと、全くしていない。たった1年で終わってしまったが、残念ながらもう2度とすることはない。
 というのは、「寒起こし」をやった年の3月に、お隣さんの耕運機を初めて借りて、ちょっとだけ畑を耕したところ、ビッチュウを使っての人力に比べて何十分の一の労力でもって、あっという間に耕せてしまった。“こんな楽なことはない!”という経験をしたものだから、もう、この誘惑には絶対勝てっこないのである。
 それまでは、日頃の運動不足を解消しようと、年中全く耕運機のお世話にならず、収穫が終了した畝は、折をみてビッチュウでの畑起こしを少しずつ行っていたが、味を占めてからはドンドン耕運機に頼るようになってしまった。
 ところが、昨年の夏以降は、お隣さんの耕運機を借りるのも止めてしまった。
 これは、自然農法の導入による。本格的な自然農法は無起耕・無肥料であり、雑草の枝葉の地上繁茂と根の地下繁茂でもって野菜との共生を図るというものである。短期間に一筋縄でこれができるものではないが、可能な限り雑草に根を張らせ、それが土壌菌によって自然分解するのを待つというものであるから、一理あり、土を耕すのを最小限にしたいと考えたところである。
 よって、耕運機の出番はなくなり、昨季は収穫が終わった夏野菜も可能な限り地上部を切り取るだけにして冬野菜の苗を植えつけた。もっとも、種蒔きする大根などは今のところどうしても畝作りが必要で、本格的な自然農法はまだまだ取りえない。
 こうして、小生は「寒起こし」を別の意味からも、やらなくなってしまったところである。
 地中の害虫を凍死させるために必要な「寒起こし」ではあるが、小生、今66歳と、体力的にも限界を感ずるようになって、なるべく自然農法に近付け、害虫とも共生するしかなくなってきた。
 昨年の場合、植え付けた苗が株元から食い千切られる被害がけっこうあったし、今、ハクサイの玉の中には小さなイモムシが幾つも入っている。でも、苗は予備苗で対応できるし、ハクサイも葉っぱのほんの一部が食われるだけだから何も問題ない。これでいいじゃないか、と考えるようになった次第。

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