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柿の木の夏剪定と摘果、その後の管理 [柿]

 小生が生まれる前からある柿の木が3本。少なくとも樹齢70年以上に違いない。それ以外に若木が2本あったが、2012、13年とで、2本とも切り倒してしまった。どれだけも実が生らず、邪魔になるからである。なお、一番東の若木の跡には2013年にビワを植え、北西の角の若木の跡はタラ(根から芽吹く)を進出させた。よって、柿の栽培は老木3本である。
 柿の栽培については、記事を4本立てにしている。
 「柿の木の夏剪定と摘果、その後の管理」は、このページであるが、他の事項については次のページで記録する。
 柿の木の冬剪定&施肥
 柿の木の消毒は2015年から止め!するとヘタムシ被害が激しくなったのだが… 
 今年の柿の収穫状況

 毎年、冬剪定の他に5月下旬から6月初めに夏剪定するのを恒例にしている。できれば夏剪定は5月上中旬に行うと枝も細いから楽に剪定できるが、夏野菜の植え付けなどがあって時間が取れそうにない。
 そして、8月に再度、やり残しや新たに芽吹いた真っ直ぐ上に伸びた若い枝(徒長枝=とちょうし)を剪定をすることがあるが、面倒だからあまり実施していない。
 夏剪定を始めた切っ掛けは、2000年頃であったが熟した柿を次から次へとカラスが突き、過半がやられてしまい、たまらずネットを掛けて防御しようとしたものの、徒長枝が邪魔になり、これを苦労して切って、ネットを張らねばならなかったからである。そこで、翌年からカラス被害を想定し、早いうち(5、6月)に切ることにしたのである。でも、その後の年は大したことなく、ネットを張ったのはその後2回程度のことで済んでいる。
 2010年頃からは目立ったカラス被害はなくなったが、着果した枝に十分に日が当たるよう、ずっと夏剪定も実施している。
 その方法だが、込み入った枝で実を付けていない枝は切り取るのを基本にしているが、これは適当にやるだけ。集中的にやるのは、徒長枝で、これを放置しておくと秋には1m以上にもなる。
 なお、剪定作業は、夏冬ともに2012年までは手が届く所は下からやり、届かない所は木に登ってやっていたが、歳をとり、木から落ちそうになることもあるので、2013年からは脚立を多用している。また、2011年か12年に、わりと低木になるよう思い切った剪定を行い、高い脚立をあまり使わなくてもいいようにした。そして、伸ばせる枝は横にどんどん伸ばし、つっかい棒で支えることにした。これは、歳を考えての安全策。
 ところで、柿の木の夏剪定は行うべきか否か。2015年にネット検索してみたら、島根県の西条柿の栽培方法のなかで、次のとおり書いてあった。
・芽かき 4~5月 主枝、亜種枝の上部から発生する新梢は徒長枝となりやすいので早めに取る。
・夏季せん定 6~7月、7~8月上旬 新梢や重なり合った枝
 なお、そのサイトは次のとおり。
 https://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/gijutsu/kaki-sisin/3240.html
 これからすると、我流でやっていたことは概ね正しい。
 なお、その後、富有柿の大産地(岐阜県本巣市)の柿農家の方に会ったときに確認したところ、西条柿と一緒であった。
(2016年は6月6日に夏剪定 6月18日撮影:3本の柿の木のうち2本)
DSCN0469.JPG


 剪定と併せて、1枝に2つ3つと実を付けているものが多いので、本来は1枝1個に摘果せねばならないのだが、2015年を最後に摘果は止めた。というのは、ヘタ虫の被害がけっこう多く、“自然摘果”に任せることにしたほうがよかろうというもの。
 なお、ヘタ虫防除の農薬散布は過去に夏季3回行っていたが、2012頃から2014年までは年1、2回とし、その後は止めにしている。効果はあまり感じられなかったからだが、無農薬栽培を開始した2015年はかなり落果し、さらに2016年はこんなことは初めてであるが、ほとんど全部が落果してしまった。2017年も3本中2本がそうなってしまった。ということは、農薬散布に効果があったということか。
 でも、無農薬栽培を貫徹することとし、2018年1月に、ヘタムシ被害を軽減するには幹や太い枝の皮を剥ぐとよいと知人から教えてもらい、苦労してそれを行ったところ、依然として落果はあったものの、まずまずの収穫が得られた。

 実の付き方は、例年、3本とも足並みをそろえて表年と裏年を繰り返していたのであるが、近年はこれが崩れた。その経緯は次のとおり。カッコ内は収穫量。
        東の木  中央の木 少し離れた西の木  消毒回数
 2012年 過多(過多)過多(過多)過多(過多)  2、3回
 2013年 少々(少) 少々(少)  少々(少)    1回
 2014年 少々(少) 多い(多)  多い(多)    2回
 2015年 多い(少) 多い(少)  多い(少)   なし
 2016年 少々(無) 多い(極少) 多い(極少)   なし
 2017年 少々(極少)多い(極少) 多い(少)   なし
 2018年 少々(少々)普通(普通) 少々(少々) なし(ただし皮むき実施)
 2019年 普通    普通     過多

 夏剪定で厄介なのは、たまにイラに刺されることである。
<イラ(毛虫)の状況>
 2013年:5月24日に剪定し、2本目の剪定でイラにやられ、参った。
 2014年:5月25日に剪定し、イラは発見もせずに終わった。
 2015年:5月30日に剪定し、大きなイラを3匹発見したが、刺されず。
 2016年:6月6日に剪定し、イラは発見もせずに終わった。
 2017年:6月6日に剪定し、イラを2か所で発見するも刺されず。
 2018年:6月4日に剪定し、イラは発見もせずに終わった。
 2019年:5月17~19日に剪定。イラは発見しなかったが、17日は腕がかゆくなった。
 ところで、イラに刺された場合の措置法として近所の農家の方から信じられない方法を教えていただいた。まだ実行していないが、いずれ機会があったらやってみようと思っている。
 → イラ(イラガの幼虫)に刺されたら、イラをつぶした汁を塗ればいい!? 

 以下、各年の夏剪定と摘果、その後の管理について記録する。
<2019年>
(5月13日)
 果樹の中でも東2本の柿の木(その並びのビワも)の下は雑草が繁茂しやすい。今日現在、かなり繁茂しており、夏剪定に先立って草刈り機でざっと草刈り。ついでにイチジク、みかん2本の周りも草刈り。
 2016年に果樹園をラジノクローバで埋め尽くそうと目論見、2度種蒔きを行い、以来どれだけかの雑草管理をしてきたが、ラジノクローバはとうとう柿の木周りの淵にほんの一部残っているだけとなり、もうあきらめて、これも一緒に刈り取ってしまうことにした。
(5月17~19日)
 日にちが経つと徒長枝となる新梢が伸びに伸び、作業もしにくいし、長い枝を切れば樹木にいくばくかはダメージも与えよう。ここ3年は剪定が遅掛けであったから、今年は従前より少々早めて5月17日から早朝仕事で3本の木を2、3日かけて夏剪定することにした。
 まず最初に東の木を剪定。徒長枝はまだ若々しく、剪定鋏で切るより手でもいだほうが早い。昨年、枝元を少々残してしまった徒長枝は枝元から剪定鋏で切る。
 また、枝が込み合った箇所は、実が付いていない小枝を剪定鋏で切り取り、日当たりをよくする。だいぶスッキリした。
 なお、剪定ごみは柿の木の下に放置し、4日前に刈り取った雑草とともにいずれは堆肥化し、土に還るであろう。いつもそうしている。
 1時間ほどで終了し、まだ時間があったので、隣の中央の柿の木も半分剪定。
 ところで、イラであるが、発見はしなかったものの、終わりがけに腕がかゆくなった。シャツの上からイラの毛でも入り込んだのだろうか。終わってからシャツを手で叩き、腕はタワシで擦りながら水洗い。これで、事なきを得た。
(追記)5月18日に中央の柿の木の残り半分を剪定し、少し離れた西の木に着手。西の木は着果が物凄い。込み合った枝は着果しているものも除去。時間切れで半分残す。残りを19日に行い、完了。今年はイラを全く見なかったし、イラの被害は特になし。

<2018年>
(5月28日)
 3本の柿の木のうち、西1本のほんの一部に小さな毛虫が湧いていた。椿のイラ消毒のついでに見つけた毛虫にスミソンを噴霧しておいた。
(6月4日)
 3本の柿の木の夏剪定を行い、摘果はせず。脚立を多用し、木に登るのは最小限に。まっすぐ上の伸びた徒長枝を全部切り取り、葉が込み過ぎている個所は生っていない枝を少々剪定する。
(6月24日)
 東の木は枝を伸ばし過ぎたので地面に着かんばかりになっている。そこで、細い丸太に釘を2箇所打ち、ビニール電線で枝を絡げて固定。これを2本立て、支える。風で左右にゆらゆら揺れるが、まあ何とか地面と擦れることはなかろう。
 ところで、3本とも落果が始まった。ヘタ虫の被害である。どこかで止まってほしいものだ。
(7月2日)
 雑草が繁茂しだしたので、草刈り機でざっと草刈り。ラジノクローバは淵に一部残っているだけで、これはなるべく刈らないようにした。
(8月13日)
 再び雑草が繁茂しだしたので、草刈り機でざっと草刈り。
 ヘタ虫による落果は止まったようで、まずまずの収穫が期待できそうだ。ただし、ヘタ虫防除消毒のベストな時期は6月中旬と8月下旬とのことであるから、これから再びヘタ虫が騒ぎ出すかもしれない。
(8月20日)
 小々遅れたが、真っすぐ上に伸びた徒長枝を6月に引き続き除去。
(10月14日)
 まだ早いが、柿の収穫を少しずつ始めた。垂れ下がった枝が長く伸びた雑草に隠れがちなので、果樹園全体の草刈り(紐タイプ草刈り機)をざっと行った。

<2017年>
(6月4日)
 3本の柿の木の夏剪定を行い、摘果はせず。
 昨年春に蒔いたラジノクローバは大半が絶えてしまったが、秋蒔きが功を奏し、5月には十分に生えた。ただし、種不足で部分的ではある。
(6月26日)
 今年は、3本とも実をけっこう付けているが落果が始まった。ヘタ虫の被害である。
 なお、クローバはその後繁茂しだし、他の雑草は大小ともほとんど生えなくなった。景観上もよく、また、柿の木との共生効果も期待できよう。
(8月13日)
 クローバは雑草に負けてしまい、勢力が弱くなった。他の雑草が繁茂しだしたので、地上15cmぐらいの所で草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
(8月23日)
 雑草は弱弱しくなる。
 3本ともけっこう実を付けていたが、落果は止まることを知らず、昨年と同様なことになってしまう恐れが出てきた。(8月28日:どんどん落果している。)
(10月30日)
 雑草がけっこう伸びているので、草刈機で草刈り。

<2016年>
(4月26日)
 東と中央の柿の木周りに鶏糞をばら撒く。西の柿の木には種粕と昔の化成を加えた混合肥料の残りを使用。
 なお、東と中央の柿の木の区画は果樹園としたので、本日、ラジノクローバの種蒔きを行った。(2016年9月1日追記:その後、草引きなど随分と手入れをしたが、雑草の伸びが激しく、クローバはほとんど絶えてしまった。)
(6月6日)
 剪定を行ったら随分とすっきりした。剪定くずは近年は柿の木の下に放置しておくのだが、今年は2本の周りにはクローバの種蒔きを行い、それが小さく芽吹いてきているので、片づけねばならぬ。隣のシャクヤクの畝との間を堆肥場としたので、そこに積み上げておいた。
 なお、実の摘果は、昨年はヘタ虫の被害が非常に多くて大半が落果してしまったから、せっかくの摘果は無意味なものとなったので、脚立を使わないと手が届かない枝で実があまりにも多く固まって付いている箇所のみ摘果するだけに止めた。
(2016年6月18日撮影)
DSCN0469.JPG

(7月31日)
 JA精米機から手に入れた米糠を西の柿の木周りにばら撒く。
(9月1日)
 今年も昨年同様に落果がすごい。ヘタ虫の被害である。まだ続いている。これじゃあ収穫量が激減する。
(10月21日)
 落果はその後も続き、今年の収穫量は3本で10個ほどになりそう。熟した柿が鳥に1個突かれていたから、まともな収穫はその半分かも。
 樹木周りに雑草が背高く生えているところがけっこうあり、草刈機で刈り取り、樹木周りに均等に敷いておいた。

<2015年>
(5月30日)
 昨日1本、今日2本、計3本の柿の木の夏剪定と摘果を行った。
<施肥(6月2日)>
 鶏糞と種粕をばら撒いた。なお、剪定ゴミを株周りに広く敷いておいた。今年は、おふくろに元気がなく、そのままにしておいてくれるだろう。やがて、これが堆肥化してくれる。
(8月18日)
 果樹畑は雑草が生えるままにしておいても大丈夫そうだが、施肥したこともあって、物凄い勢いでツユクサなどが生えている。例年自生するホウズキが負けてしまい、1本も生えていない。
 そこで、今日、畑のついでに、ざっと草刈機で草を刈っておいた。
 なお、実は着実に大きくなっており、今年は無農薬だが自然落下はさほどなく、まずまずの豊作になりそうだ。
(9月13日)
 8月終わり頃から病気で橙色になった柿が次々と落果を始めた。けっこうあり、これじゃあ摘果しないほうがよかった。
(9月27日)
 依然として落果多し。ヘタ虫の被害である。鳥が腐りかけた橙色の柿を突きにきている。いまのうちに、そうしたもので腹を膨らせてくれると有り難い。
 まともな柿が一部ほんのりと色付きだした。

<2014年>
(5月24日)
 昨年から早めに実施することにし、今年は5月24日に行った。一昨年は6月25日で、その前も同様な時期に行っていたが、枝がけっこう太くなっており、なかなか切りにくいし、イラ(毛虫)に刺されることが多い。
<実の摘果>
 剪定と併せて、1枝に3つ4つと実を付けているので、摘果せねばならない。これは、例年、手が届く所は、おふくろの仕事にしているが、一昨年から、おふくろ(今96歳)は老齢に付き、やらなくなった。よって、剪定のついでに全体に摘果するのであるが、昨年は裏年に当たり、珍しいことであったが実の付き方が非常に少なく、摘果しないことにした。
 今年は逆に表年に当たるから、3本とも実がバンバン生っているかと思いきや、東の木は昨年同様にほとんど実を付けていない。どうしたのだろう? 西の木や北の木は予想通りであった。
 そこで、東の木は摘果せず、他の2本の摘果を行った。最終的には1枝に1個にすると良いようだが、まだ時期が早いので、ときにヘタ虫にやられてポトポト実が落ちることがあり、1枝に2個とした。
<施肥>
 今年初めて木の周り全体に施肥した。今までは数年に1回、株から少し離れた所に溝を掘り、有機肥料などを埋め込んでいた。これは面倒な作業だから、今年から今回の方法に変えた。
 まず、鶏糞と有機肥料粒をばら撒き、その上に撰定ゴミや堆肥場に積んである枯れ枝や雑草で覆った。これらもそのうち堆肥化するであろう。
(後日追記)覆った撰定ゴミや雑草などは、おふくろによって堆肥場に積み上げられてしまった。

<2013年5月>
 例年より1か月早く行ったからイラ(毛虫)はいないだろうと高を括っていたが、どっこい刺されてしまった。最初の木は大丈夫だったが、2本目でやられ、痒さを我慢して3本目も剪定し終えた。
 終わってから店の2階にある居室に戻り、急いでシャワーを浴び、痒い所をタワシで擦り、毒毛を洗い流す。そして「ムヒアルファEX」(クリーム)を塗る。これで、大方痒みは消えるが、さらに消炎効果が高い「リコリス」(ドリンク)を念押しで飲む。これで万全。こういうときは、稼業が薬屋だから助かる。
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コメント 2

まきまま

はじめまして.
昨日柿の剪定をしていて通行人から[この時期にするな]と言われ心配になっていましたが、(普段はマニュアル通り落葉後に剪定してます.)どろんこさんの夏剪定の記録を読ませていただき安心しました.

植えて5年目ですが、初めて毛虫がついたかつカキノヘタムシ??とおもわれるような葉っぱも茶色くなっているところがあります.

消毒についても(今のとところ毛虫は捕殺のみ)しなかったらどうなるか気にしていた(消毒する気がない)のですが参考になりました.

ありがとうございました!!
私も医療職のかたわら家庭菜園で楽しんでいます
また読まさせていただきますね♪
by まきまま (2015-06-03 09:54) 

どろんこ

まきまま様、小生のつたない記事を参考にしていただき、有り難うございます。
ところで貴方の家の柿の木は5年目の若木のよう。
将来、どういう樹形にするか、そのためにどの枝を残し、場合によっては残す枝をロープで引っ張って伸びる方向を変える、といったことがポイントとなりましょう。
美味しい柿がたくさん生るといいですね。
若木は病害虫に強いでしょうから、消毒は一切なしでいけるのではないでしょうか。
うちの若木2本は日照や風通しがあまり良くない場所でしたから、生りが悪くて処分しましたが、ヘタ虫被害は少なかったです。
by どろんこ (2015-06-03 11:09) 

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