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ハウス栽培の野菜は食べちゃいけない [ファーマシーの食養]

 新谷弘美著「病気にならない生き方 ミラクル・エンザイムが寿命を決める」から引用し、「日本列島の土壌は痩せているから野菜のビタミン・ミネラルも少ない」を先に記事にしました。
 新谷氏は、日本の野菜の問題点の一つとして、ハウス栽培にも触れておられますので、それも紹介することにします。(以下、引用)

 …日本各地で見られるハウス栽培は日本独特のものでアメリカにはありません。ハウスを用いる目的は、害虫被害の軽減と室温管理ですが、ビニールによって太陽光線を遮断するデメリットがあることはあまり知られていません。もともと植物というのは、動物のように動き回ることはできません。そのため多量の紫外線にさらされます。紫外線は動植物に強いフリーラジカルを受けさせ酸化を促進させるので、植物みずからの身を守るために抗酸化物質を体内に多量に作り出せる仕組みを備えています。それが植物に多く含まれるビタミンA・C・Eなどのビタミン類や、フラボノイド、イソフラボン、カキテンなどのポリフェノールなのです。
 こうした抗酸化物質は植物が紫外線を受けたときに作り出されます。つまり、ビニールなどで太陽光線を遮断してしまうと、植物に降り注ぐ紫外線が減り、結果としてビタミンやポリフェノールなどの抗酸化物質の含有量が減ってしまうのです。
 いまの日本の農業は、栄養価よりも見映えのよいものを作ることが優先されてしまっています。自然の中で育った野菜というものは、虫食い穴があったり、形に大小があったりと、本当はそれほど見映えのよいものではありません。でもそのぶん、「エネルギー」を備えています。…
 私たちは食べ物からエネルギーをもらっているのですから、その食べ物自体にエネルギーがなければ、いくら食べても健康にはなれません。自然な環境で育った食べ物を食べない人間が、自然の中で強く健康に生きていけるはずがないのです。(引用ここまで)

 引用文中には、紫外線でできるものの例示にビタミンとポリフェノールしか上げられていませんが、他に重要なものとしてテルペノイドがあります。これは馴染みのない言葉ですが、この中にカロチノイド(カロテノイド)が含まれ、これに属する主なものとして、カロチン(カロテン)・ルテイン・リコペンがあげられます。さらには、フェノール酸としてクロロゲン酸( コーヒーに含有)、フェニルプロパノイドとしてセサミノール(セサミン)、シゲトン類としてクルクミンなどもあり、これらビタミン以外のものを総称してフィトケミカルといいます。そのいずれもが抗酸化作用を持っています。
 なお、フィトケミカルは西洋科学で「通常の身体機能維持には必要としないが、健康上良い影響を与える植物由来の有機化合物」と定義されるのに対して、東洋医学では、フィトケミカルに相当するものは「身体機能の維持のみならず、その向上に必要不可欠なものであって、健康のためになくてはならない植物がもたらしてくれる数々の恵みのうちの一つ」と定義される性質のものです。
 いかがでしょうか。もっと言えば、植物は紫外線を受けて各種のアルカロイド(一般に毒となるもの)を大なり小なり作って、大食する動物から身を守っているのですが、これが過剰摂取でなければ動物の薬になっているのですから、植物から受ける恵みは絶大です。
 また、間接的にもたらされる恵みとして、植物の表面にびっしりと張り付いている共生細菌群があげられます。この細菌群は、酵素たっぷり、酵素生成物たっぷりと言ってよいでしょう。
 ビタミンからはじまって、こうしたもの全部がお日様の紫外線なくして生れ出ないものなのです。
 ハウスものではなく、露地ものが求められるのは、こうしたことによります。

 さて、本稿を起こした元は、当店店内の天井の縁近くを這って這って這いまくってくれていたポトスが枯れてしまったからです。
 ポトスは、蛍光灯の光線を受けて数年で約13mにも伸びてくれました。
    株元↓                     下の写真に続く →
DSCN0099.JPG

→上の写真より               もう少し先まで伸びていた
DSCN0100.JPG

 しかし、2年近く前に蛍光管をLEDに取り替えたところ、話には聞いていましたが、可視光線は変わらないものの紫外線が出なくなりました。
 この切り替えによって、ポトスはだんだん元気がなくなり、少しずつ葉が枯れていき、枯れた葉は以前は茶色であったものが病原菌におかされてか黒色となり、いかにも苦しそうに思えました。
 LEDにしたことで電気代の大幅節減になり、5年で設備投資はペイできるのですが、ポトス君には申し訳ないことをしたなと悔やんでいます。
 光合成は可視光線でできても、植物が生きていくには、紫外線が当たることによってはじめてフィトケミカルやアルカロイドが作られ、これなくして植物も生きていけないことをまざまざと思い知らされたところです。
 そうしたことから、少々オーバーな表現ですが、表題を「ハウス栽培の野菜は食べちゃいけない」とした次第です。
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