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8.3 トマトの種採り [トマト]

 うちで栽培しているトマトは固定種の「世界一トマト」である。
 本当に美味しいものは在来の固定種である。昔から栽培され、生った実から種採りができ、次世代に同じものが同じように収穫できる。昔は、たいていの農家が、こうして毎年繰り返し野菜の作付けを行っていた。
 しかし、今は専業農家であっても、たいていは種屋さんから種を買う。「見た目に良く、均一な品質のものがたくさん採れる」ことを第1にして作り出された「F1種」(交配種)である。
 この交配種は無理やり産みだされた品種であるから、次世代がまともに育たなかったり、次世代は均一な品質にならない。何と言っても一番の悪い点は、美味しくないことであろう。美味しさまで加味しようとするのは至難の技であるからだ。それに成功している品種はまれではなかろうか。F1種は、均質なものを多収穫し、高利益を目論むものにすぎず、販売目的に特化している。
 やはり美味しさを追求するとなると、これは在来の固定種に行き着く。どれも見た目に悪いし、大きさは不揃いになる。専業農家にとっては利益が出ないから、誰かこだわりの人がいないと消えてしまう。
 その一例が「世界一トマト」である。ヘタの付近まで赤くなると熟しすぎの感がし、ヘタの付近がまだ少々青い状態で収穫する。昔のトマトに特有の青臭さがあって、トマトらしいトマトである。
 この「世界一トマト」の種を「野口のタネ」で2013年から購入し、栽培することにしている。
(写真は完熟した「世界一トマト」2014年7月撮影)
DSCN0312.JPG

 さて、うちでは鹿児島県特産の「白ナス」(固定種)を毎年種採りしており、「世界一トマト」も固定種であるから、2016年から種採りすることにした。その方が理想的である。というのは、植物は育った環境を記憶する能力があって、種がそれを覚えているのであり、2、3年すると丈夫に育ち収穫量も上がるのである。
 種採りの方法は、ネットで検索してみたら次のとおり。
 完熟トマトを10日間ほど追熟させてから種を取り出す。1週間ほどで腐ってきて、種周りのぬめりを取り、水洗いし、2週間ほど陰干し。白ナスより簡単である。
 ところが、そう簡単にはいかなかった。ぬめりが取れず、日陰干しすると種が幾つもくっ付き合って何ともならない。大きく広げて、種をバラバラの状態にして干さねばならないのである。

<2018年>
(7月31日)
 今年も種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので、例年より収穫が1か月程度遅れた。初収穫から1週間ほど経ち、良品を3個残して、種取り用のものとして残すことにした。
(8月3日)
 真っ赤に熟した適度な大きさのトマトを2個を収穫。もう1個あったはずだが、1、2日前に収穫してしまったようだ。
 今年は、そのままではなく、種部分を手で押し出して、タッパウエアに入れてから、納屋で熟成(カビを生やして殺菌)させることとした。
(8月6日)
 タッパウエアを空けてみたら、白いカビが表面全体を覆っており、これでよかろうと、水洗いし、種を折込チラシの上にくっ付き合わないよう広げておいた。

<2017年>
(7月31日)
 今年は種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので、例年より収穫が1か月程度遅れた。初収穫から1週間ほど経ち、良品がよく生りだしている。そこで、その中から3個残して、種取り用のものとして残すことにした。
(8月4日)
 真っ赤に熟した巨大な3個を収穫し、納屋で熟成させる。
(8月7日)
 腐りが出だしたので今日、種の取り出しを行った。ステンレス製ザルに種部分をこそぎ落とし、手で軽く押さえて果肉部分を押し出す。水洗いしながら、浮いたものを拾い出したり、押し出したりを繰り返す。
 まだワタが残っているので、しばらくザルごと水に漬けておき、腐らせよう。
(8月15日)
 水に漬けておいたのだが、受けに使っていた小鍋に穴が空いており、カラカラになっていた。よって、別の小鍋に漬け直し。
(8月23日)
 今日、見てみたら発芽しているものが数個あった。これはいかん。種はくっ付き合っているものが多いが、新聞折込チラシに乗せ、乾かすことにした。
(8月30日)
 くっ付き合っている種を軽く手でもみほぐし、紙封筒に入れ、封をする。後日、冷蔵庫で保管。
 
<2016年>
(7月12日)
 今日収穫のトマトの中から、ほぼ完熟した型のいいトマト4個を種採り用に残しておいた。
(7月28日)
 種の取り出しを忘れていた。16日経過しているが、1個だけ一部に腐りがきているだけ。
 目の細かい篩に種部分をこそぎ落とし、手で軽く押さえて果肉部分を押し出す。水洗いしながら、これを繰り返す。
 篩に入れたまま陰干し。
(7月31日)
 篩に入れたまま陰干したら、種周りのぬめりでくっ付いてしまい、剥がせない。再び水に漬けておき、擦ってみるも容易にはぬめりは取れない。新聞紙の上にでも乗せておこう。
(8月15日)
 ザルに新聞紙を敷き、日陰干しして半月。ぬめりが取れていないから種同士がくっ付いているもの多い。軽く揉むと少々バラけた感じがした。もうしばらく陰干ししておこう。
(9月9日)
 まだ少々固まり加減だが、紙袋に入れて冷蔵庫で保管。

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