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固定畝でのイチゴの連作・無肥料無農薬栽培 [イチゴ]

 イチゴ栽培は2019-20年で10年目となる。
 ずっと輪作できたが、7年目(2016-17年)以降は固定畝でのイチゴの連作そして8年目(2017-18年)からは無肥料無農薬の自然農法に取り組むこととした。「たんじゅん農」という自然農法を知ったからである。
 従前は、栽培畝は輪作とし、有機肥料を入れた慣行農法で行っていた(その記録:イチゴ苗の定植&栽培管理来シーズン用のイチゴ苗づくり)が、8年目から自然農法を導入することとした。
 冒険ではあるが、8年目からは連作し、無施肥とする。イチゴは連作障害が出るから2年は空けよと言われるし、無施肥では収穫量が落ちるのは必至となろう。でも、自家消費する程度のイチゴは収穫できるのではなかろうか。
 自然栽培の何よりの利点は、苗作りや新たな畝作りをする手間が不要で、ランナーが十分に走ったところで親株を引っこ抜き、秋に苗を選って藁敷きすれば済んでしまう。
 究極の自然栽培は、同級生のG君が小規模にやっているが、何十年も一切の手を加えず放置したままであるものの、まずまずの収穫を得ている。その状況を見たところ、少々小粒の実であり、1株に生る数も少なそうで、あまり褒められたものではないが、将来的にはこうした放任栽培もいいものだ。
 なお、8年目は残留肥料があっただろうから、無肥料とはいえず、かなりいい成績を収め、豊作であった。また、連作障害は感じなかった。
 ところで、ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう、7年目は収穫量が落ちたので、8年目は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。そうしたところ、連作・無肥料2年目の2018-19年は豊作となり、輪作・施肥栽培に比べて勝るとも劣らずの成績を収めた。
 なお、イチゴの連作・無肥料無農薬の自然農法に取り組みについては、「「チャレンジ自然農法」、イチゴの連作・無肥料無農薬栽培」でも記しているが、その概要は次のとおり。
 2016年夏野菜としてトマトを有機肥料栽培(肥料控え目)し、その秋に畝幅を少々拡張し、2016-17年イチゴを有機肥料栽培(肥料控え目)した。これ以降、イチゴの連作を始め、イチゴを収穫後、畝の一部を苗場(収穫後の株を親株とする。なお、2017年秋に苗購入し、2018年は購入苗からの子株で全部置き直し)とし、一毛作とした。
 2017年秋にさらに畝幅を少々拡張し、施肥らしいものとしては畝尻と畝の中央に枯草を埋め込んだ。2018年秋も同様に枯草を埋め込んだ。
 そうしたところ、2018年収穫は、どれだけかの残留肥料があったろうし、購入苗からの子株1年目ということもあって豊作となった。翌2019年収穫は残留肥料は底を突いているはずであるも、前年に増して豊作となったが、枯草埋め込みで堆肥化効果があったのかもしれない。
 よって、2019-20年は3年目となる連作・無肥料無農薬栽培となるが、より自然農法に近づけた栽培法を実行することとした。その方法は次のとおり。
 50数株栽培のイチゴのうち優良株を畝の所々に概ね1m間隔で10株ほど残し、これを親株とし、ランナーを畝全体に走らせ、数多く活着した子株のなかから概ね等間隔になるよう子株を残し、他を除去するというやりかたであるが、一部はランナーの走りが不十分で、法尻などから十分な大きさに育った子株を移植。なお、刻み藁は敷きっぱなしにし、いずれ堆肥化させるが、毎年刻み藁は補充し、熟したイチゴが汚れないようにする。 
 なお、2018-19年栽培までは2列植えであったが、畝幅が十分にあるから、2019-20年から3列植えの形にする。

<2019-20年>
(2019年6月3日)
 2018-19年栽培のイチゴの収穫が今日で終わった。栽培した55株のうち優良株10株を所々に残してあり、それ以外の株は株元から鎌で切り取る。
 丁寧に草引きしつつ、劣化した刻み藁はそのまま草抑えのために残した。最初、刻み藁が邪魔してランナーが根づきにくいかと思ったが、すでに伸びているランナーの子株が刻み藁があっても根付いていたから、刻み藁はそのまま残した次第。
 ランナーはまだ出ていない株が多いが、これからどんどん出てくるだろう。
(6月17日)
 少し雑草が生えだした。丁寧に草引き。伸びだしたランナーの位置を整える。
(6月23日、7月8日、7月29日、8月14日、9月1日)
 また、少し雑草が生えだした。丁寧に草引き。伸びだしたランナーの位置を整える。
(9月8日)
 今日、親株を除去(半分ほどは枯れ、他も枯れかけ)し、ランナーを切り、選る。
 まず、畝の法尻で大きくなっている子株をテボで掘り出し、アンナ―が少ししか伸びていない個所へ移植。10数株そうした。
 次に、ランナーを切りながら、小さな子株を除去し、十分に大きい子株は6、7cmほど離れていれば残す。親株は株元から切り取り、その近くに大きな子株がなければ近くから移植。
 丁寧に草引きしながら、以上を行なう。まだ、これでは密に植わりすぎているので、移植した株が活着したところで、概ね奇麗な3列植え(昨年までは2列植え)の状態になるよう、選ることとする。
 今年初めてのやり方だが、案外うまくいった。土が十分湿っており、移植苗はきっと活着することだろう。
(9月15日)
 移植苗は活着したようだ。概ね3列配置になるように選る。
 小さな鎌(ねじり鎌)で草叩きしながら、畝間・法尻の土をかき揚げ、畝整形。
 東隣2畝(タマネギ作付け予定)に被せてある枯草を、イチゴの敷き藁代わりに乗せ、雑草抑えとする。
 

<2018~19年の記録>
(2018年5月28日)
 苗取り用に残す南のほうの5株以外を全部引き抜き、イチゴの畝に当面置いておく。ずっと敷きっぱなしの刻み藁とイチゴの残骸が草抑えになろう。
(6月24日)
 南のほうの苗場の草引きを丁寧に行い、連作するその続きの畝の草引きも行う。
(8月10日)
 その後、目立つ草を引いてきたが、刻み藁のお陰で大した草は生えなかった。ここにきて、部分的にだいぶ草が生え、法面に繁茂した雑草を鎌で刈りながら、畝の草引き。
(8月20日)
 苗場にしている部分以外の畝整備に取り掛かる。
 2列植えの畝につき、中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたカボチャの残骸、引いた枯草、堆肥化しかけた刻み藁を手で埋め込んでいく。
(9月19日)
 早朝に大きな雑草を引き、午後にテンワで削り、明日から雨模様につき、ふわふわになった土をかき混ぜ、細かな雑草を放り出す。
(10月7日)
 本日、苗の定植。同じ畝の苗場にしている南3分の1は前年に購入した更新苗であり、その一部を残してランナーを走らせ、苗づくりを行ってきた。
 昨年同様、無肥料連作の自然農法で行くから、肥料は入れず、早速に定植。
 苗場の苗は密生しすぎて、ひょろ長いものが多いが、所々に軸太のものがあり、それをテボで掘り出し、北のほうから順次2列植え。株間は過去の経験から、こんなものだろうと適当に。
 北から順次定植していき、苗場に到達。ここからは、定植しようとする位置に軸太の苗があればそれを残すというやり方をしようとしたが、ひょろ長いものが多く、目論見どおりにできたのは3割程度となった。なお、2列の中央に3株だけ予備苗を残しておいた。
 ところで、苗場の脇に枯草などを置いておいたが、どれだけの量もなく、株間に少々埋め込むことしかできなかった。なお、ひょろ長の苗など不要なものは引き抜いて隣のオクラの畝に放り、枯れさせ、その畝に埋めこむこととする。
 植わったのは各列26株(株間40cm)で計52株+アルファ。昨年は56株。
 天気が良くて、一部の苗が少々グンナリしているが、畑が十分に湿っており、水やりせずとも活着するだろう。
(10月29日)
 定植した苗は全部が活着したが枯葉が目立つ。枯葉を除去し、丁寧に草引き。
 田んぼから刻み藁を運び、畝全体にたっぷり敷く。
(2019年4月28日)
 今年は全然草引きせずに今日まで来たが、かなり大きな雑草もあるので、ほぼ全部の草を引く。そして、草引きしながら、刻み藁を株元をメインに全体に敷き渡るよう、直しを行なった。
 色付きかけたのは1個だけで、昨年より色付きが遅れている。無肥料栽培は生育が遅れがちになるようであり、そのせいかもしれない。
(5月4日)
 幾つか色付きだした。うち2個は鳥に突かれている。完熟もの3個をつまみ食い。
(6月3日)
 本日をもって収穫終了。今年は初期にほんの少々鳥に突かれただけで、その後の被害はほとんどなかった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。
 無肥料2年目、3連作のイチゴであるが、更新苗2年目であったからだろうか、けっこう生りがよく、甘かった。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、19日頃がピークとなったが、日毎の収穫量にそれほどの違いは生ぜず、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。お客様などに差し上げる分はさほどなく、3、4名の方に差し上げただけ。
 なお、南のほうは昨年10月に枯草などを少ししか入れ込めなかったが、収穫に差はなく、問題なかった。

<2017~18年の記録>
(2017年9月1日)
 7年目の2017年の収穫はイマイチであった。ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう。そこで、8年目の今年は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。 
 そして、「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で連作することとし、南3分の1程度は苗場になって入るから、それ以外の部分で畝作りを行う。
 2列植えの畝につき、中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたカボチャの残骸と引いた枯草を手で埋め込んでいき、最後に両端を鍬で軽く土寄せしておいた。
 苗場の部分は、苗を移植後に、同様の措置をし、購入した苗を定植する予定でいる。
(10月1日)
 昨日、雑草の草叩きをしておいた。本日、畝整備。まず、籾殻(「たんじゅん農」推奨の「炭素素材」のつもり)を適当に撒く。畝幅が気持ち足りないから、両サイドの土をビッチュウで削り上げるとともに畝の上面を軽く覆土。テンワで整形して完了。
(10月8日)
 苗場はランナーを走らせっぱなしにしておいたから、密生しており、ひょろ長いものがほとんどだ。でも軸太のものがどれだけかあり、それをテボで掘り出し、適当な間隔で2列植えしていく。2/3畝で19株が植わった。
 苗場のイチゴを全部掘り出して捨て、畝作りにかかる。前回と同様に中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたトマトの残骸と枯草を手で埋め込んでいき、最後に両端をテンワで土寄せし、整形。
 JA売店で「早生ほうこう」18株(@120円)を買い、2列植え。これで、1列28株、全体で56株が植わった。昨年とほぼ同じ株数となった。列幅は約50cmで昨年より若干狭い感じだ。
 テボで掘り出した苗は少々グンナリしているが、畑が十分に湿っており、今日から5日間天気がいいが、水やりせずとも活根するだろう。
(11月9日)
 けっこう雑草が生えている。テンワで法面を削り上げ、畝面の草削りをざっと行う。
(11月20日)
 細かの雑草を引きながら、葉が地面に張り付かないよう、刻み藁を敷きこむ。
(12月17日)
 刻み藁が風で若干吹き飛ばされており、それをかき集めて戻し、両サイドに藁を少し敷く。畝下の土を鍬で軽く削って藁に乗せ、風害防止。
(2018年3月12日)
 草引きをし、畝の両サイドを軽く削り上げ。
(3月25日)
 畝の両サイドを大きく削り上げ。
(4月29日)
 3月4月が暖かかったので生育がよく、数日前からけっこう熟しだした。しかし、例年より鳥害が激しく、全部突かれてしまっている。でも、今日になって、鳥害はガクンと減ったようで、30個程度初収穫。
(5月18日)
 5月2日からイチゴの収獲がピークに入った。隔日で収穫を続けている。前々回にピークは過ぎたかと思ったが、またまた高収穫が続きだした。
 購入苗は大半が好成績を上げ、繰り返し苗取りしてきた株も好成績なものがけっこうある。
 昨年の畝での連作で、施肥もしてないが、残留肥料があるであろうから完全な無肥料栽培ではなかろうが、思いのほか好成績を収めている。連作障害もほとんど出ていないのではなかろうか。
 なお、来季の苗取り用の優良株は、購入苗の中から5株を選抜し、棒を差してある。これでもって、前年と全く同様に苗づくりを行う予定である。
(5月24日)
 ずっと高収穫が続いていたが、前回(22日)に若干少なくなり、本日は10個もない状態で、一気に終了。今年は豊作で、大半が甘かった。評価は★★★★☆
 鳥に突かれる被害は過去にない多さで、最後までずっと続いた。なお、ナメクジは小さなものをまれに見るだけであった。

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